開発・管理課 開発・管理グループ
(2015年入社)
私は、競馬場のグッズ売り場である「ターフィーショップ」やECサイトの「ターフィー通販クラブ」で販売する商品の開発と管理をする部署で働いています。前職は百貨店で、店頭販売や商品管理などをしていました。
競馬はすごく好きとか詳しいというわけではなく、それなりに知っていて、競馬場にも行ったことがあるという程度でした。それでも、家には昔の馬のぬいぐるみがあったりして、なじみはありました。最終的にこの会社への転職を決めたのは、商品の開発も担当できる可能性があるというところです。
入社後は、何でもやりながら覚えていく、まさにOJTという感じでした。上司や先輩方は何でも教えてくれますし、誰にでも質問や相談がしやすい雰囲気があって、商品開発も競馬業界のことも何も知らなかった私でも、困るようなことはありませんでした。
チャレンジしやすい雰囲気
商品開発業務では、新しいものを作る他、既にある商品を横に展開したり、大きなレースにあわせて記念のグッズを作ったりしています。主力はぬいぐるみで、キャップやTシャツといった身につけるものからボールペンのような小物まで、幅広くあります。まったく新しいものだけれど、試しに作って売ってみようか、という「チャレンジ商品」もあって、そういうものに携わるのは楽しいです。
私が所属している開発・管理グループは少人数で、静かで落ち着いた雰囲気です。上長も含め、机にいながらの会話がそのまま会議のようなものなので、例えば新商品の開発でも、決定までスムーズで速く進むのがいいところだと思います。早いものだと2週間くらいで量産までいきますから。
とはいうものの、自分のアイデアが形になった商品で「ターフィーやわらかぬいぐるみ」という、大きくてふわふわした素材のぬいぐるみがあります。展示会で見て、これをターフィーでできないかな、と考えたのがきっかけですが、ロットと価格、つまり採算が合うかどうかが問題でした。協力会社と仕様やデザインを相談して、見積もりができてゴーサインが出るまで3か月近くかかりました。
そこからも、サンプルの校正と生産などで3か月、結局商品が並ぶまでにトータルで半年くらいかかりましたのでずいぶん時間がかかっていますね。でも考えてみれば、商品開発未経験にもかかわらず、入社して1年ちょっとでそういう仕事を任せてもらえるのだから、恵まれていると思います。
アンテナの張り方
休みは基本的に土曜と日曜ですが、大きなレースのときなどは販売の応援で競馬場の店舗に行くこともあります。競馬場では、どんな人が来ているのか、どういうものを持っているのかをつい観察してしまいます。商品開発で気をつけているのは、あまりマニアックすぎる商品を展開しすぎないように、ということ。初心者のファンの存在を忘れないことです。
そんなふうに人や、持っているものを観察するのは習性になっています。人以外にも、商業施設の装飾やディスプレイにはつい目が行きます。そういうアンテナの張り方は、百貨店で働いていた前職の経験が生きているのかもしれません。あ、あと、たまに商品の包装を頼まれるとキレイにできるのもそうですね(笑)。